早ければ8月にも始まる予定の福島第一原発の燃料デブリ取り出しを前に、原子力規制委員会の山中委員長が、4日、福島県楢葉町で、取り出しに使うロボットアームを視察しました。

山中伸介委員長は4日、楢葉町のJAEA=日本原子力研究開発機構の施設で、燃料デブリの取り出しに使うロボットアームを視察しました。デブリの取り出しは、まず、テレスコ式と呼ばれる装置を使って早ければ8月中にも始まり、ロボットアームは、その後に投入される予定です。

山中伸介委員長「実際あれぐらいの大きさを動かすことになると、難しい点というのは、まだまだあろうかなというふうに思っております」

その上で、山中氏は「トラブルがないように計画を進めてもらいたい」と述べました。山中氏は5日、福島第一原発を視察しています。