▽三親職人・又吉章盛さん
「“(三線が)必要な方にあげてください”と無償で持ってくるから、それをこのように修正したらまた生き返るんですよ」
「(プロジェクトに関わることは)すごく嬉しいですね。僕が贈った三線を弾いて、琉球音楽に対して認識してもらう、これがとっても大事なことですよ。沖縄の伝統工芸を伝えて、守って、いつまでも、世界に広まって琉球音楽が残れば厭わないです、こんな作業は」

カナダにある県人会「トロント球陽会」にも一昨年、プロジェクトから三線10丁が贈られました。

▽カナダトロント球陽会・小橋川慧さん
「トロントの県人会で、ウチナーンチュとしての自覚を覚えたという感想は、かなり普遍性のある反応ではないかと。ウチナーンチュの社会と外部の社会とのつながりも増すという役割もトロントの場合にはあったと思います。改めて沖縄の人のつながりというというものを実感させられますね」

このプロジェクトによる三線の修復と贈呈、そして沖縄文化を保つための努力は、SDGsの目標につながっています。

▽三親職人・又吉章盛さん
「(このプロジェクトには)ずっと関わります。生きている間はやります。任せてください」

▽勝連盛豊代表・世界の兄弟へ三線を贈るプロジェクト
「沖縄の豊かな文化を世界に発信する、そしてもうひとつは、これからの沖縄の子どもたちに“こんな素晴らしい文化があるんだぞ”という認識と誇りを持って、世界へ羽ばたいてもらいたいという気持ちが大きいですね」

【記者MEMO】
ことしは活動の10周年を記念して、フランス・パリで「パリ・沖縄祭り」を開催。その資金造成のための公演が8月11日(日)にうるま市民芸術劇場で開催される予定です。