心拍数が上がるような激しい動作がないのに、しっかり体が鍛えられることから、年代を問わず楽しめるのが太極拳のいいところ。
連星クラブは60代、70代が中心ですが、ジュニア世代の愛好者もいます。
ねんりんピックの太極拳は6、7人のチームの対抗戦、決められた動作を取り入れながら自分たちで構成を考え、4分以内で演じます。
審査のポイントは形の美しさ、体のバランス、チームの協調性、そして風格など。
今年のねんりんピックに出場が決まった小谷美代子さんは、大会に向け練習を重ねています。
小谷美代子さん
「辛くはない、チームというか皆と和気あいあいといいながら練習には励んでおります。
いつも練習している通りのことができたらいいなと、それまで練習あるのみだと思っています。」
若い伊藤さんは選手として出場できる世代ではありませんが、10月のねんりんピックで一役買うことになりました。

太極拳以外にも「長拳」と呼ばれる武術も収めた伊藤さん、ねんりんピックに関連した中国武術の体験イベントに携わります。
伊藤聡美さん
「子どもたちや会場に来て下さった一般の方に体験してもらえる機会があればなと思って企画を進めさせていただいています。」
今年のねんりんピックの太極拳の会場は鳥取市の市民体育館、全国から愛好者が集まるビッグイベントに、関係者の期待も膨らみます。
鳥取県武術太極拳連盟 谷本由美子理事
「艶やかに、自分たちで考えた動きで競う、全国の仲間が集まって競い合う全てをお互いに見せ合いながら、仲間ができるというのはねんりんならではだと思うし、心も豊かになるし、とても素晴らしいイベントだと思うので、鳥取で開かれるのを楽しみにしています。」