◆木造密集ハイリスク地区で“消防点検を延期”

一方で、消防の対応に問題はなかったのでしょうか?旦過市場一帯では、今年4月にも42店舗を焼く大火災が起きています。この火事の後、消防は旦過市場や商店街にある店舗については防災設備の点検を実施したものの、「新旦過」地区は営業再開の連絡を受けるまで点検を延期していました。

小倉北消防署・渕上欣一副署長「営業を再開したかどうかを常に話せる状態ではない。できるだけ早めにオープンしているかを話してくださいとは言っていたが、他の店もあるので。できるところは行っていた」
古い木造の建物が密集していることから火災の危険性が高い「特定消防区域」にも指定されている旦過市場、わずか4か月の間に起きた2度の大火災は、今後の教訓として生かされるでしょうか。
東京理科大学・小林恭一教授「非常にハイリスクな所なわけですよ。火を出さない、火が出たら早く消す、そういったイロハのイのところを消防はちゃんと教えて、エリア全体でどうしていくか話すということだと思います」














