新千円札の顔・北里柴三郎の出身地である熊本は、新紙幣発行に沸いています。その一方、熊本県内の公共交通機関の一部では、新紙幣に対応できる両替機への改修が間に合っていません。
バスや電車に乗ったとき、新しい紙幣しか持っていなかったらどうしたらよいのでしょうか?

熊本県内で路線バスを運行する「熊本バス」は80台のバスを所有していますが、新しい紙幣に対応した両替機への改修が間に合わず、8月ごろの導入を予定しているといいます。
全体の導入費は1000万円以上さらに。さらにバスの両替機を扱うメーカーが少なく、改修に時間がかかっているということです。

では、バスに乗ったとき新しい紙幣しか持っていなかったらどうしたらよいのでしょうか?
熊本バス 自動車部 藤川哲郎 部長「乗務員が『旧紙幣を持ってる方いらっしゃいませんか?』と呼びかける形での対応を考えている」

熊本バスは改修までの間、「乗客同士での両替」をお願いしたいとしています。
新しい紙幣への対応の遅れは、他のバス会社や路面電車(熊本市電)でも起きています。
都市バスと熊本電鉄は今年中、熊本市電は今年度中の改修を予定していて、それまでは、乗務員が新旧の紙幣を交換するなどして対応するということです。

しばらくは旧紙幣や小銭を持っていた方がよさそうです。