7月1日、富士山が山開きしました。2024年から初めて入山規制がされる富士山。これにより問題となっていた弾丸登山などを減らすことはできるのでしょうか。

富士山 きょうから入山規制 山梨側で時間・人数を制限

7月1日、富士山 山梨県側の登山道「吉田ルート」が山開きをしました。

2024年からは新たな入山規制を導入しています。

【通行規制】
・午後4時~午前3時はゲート封鎖
・1日4000人まで
(山小屋予約者は通行可)

【必要な費用】
通行料金2000円+任意の富士山保全協力金1000円

山開きの日は1100人が予約をしたそうです。しかし悪天候の影響で富士山五合目につながる富士スバルラインが一時通行止めになり、事前予約分の返金措置が一部行われたそうです。

夜間のゲート封鎖は、ご来光を見るための弾丸登山などを防ぐ目的があります。夜間寝ずに歩くという方もいらっしゃるそうですが、非常に危険です。

富士登山には「日帰りモデルプラン」があるそうです。
・午前6時 五合目出発
・午前6時45分 六合目で朝食
・午後0時55分 山頂到着
・午後1時30分 下山開始
・午後5時00分 五合目到着
→ご来光を見るなら山小屋泊を推奨

富士山吉田ルートは1日上限4000人で、予約枠が1日3000人、残りは当日枠となっています。初めての試みのため、様々な疑問も出ています。

【登山者の4000人目4人家族だった場合は?】
 4人とも通行OK。人数の上限間際の場合、1グループ6人まで通行が認められる
(登山者数はSNSなどで随時通知)

【山小屋を予約しているけれど“軽装”は登れる?】
山小屋によると明らかに装備不足の登山者には危険であることを告げて▼レンタルショップで装備を整える ▼引き返すなどをアドバイス。強行突破しようとした場合はスタッフ総出で説得する場合もある