フランスで下院にあたる国民議会選挙の1回目の投票が行われ、極右・国民連合が第一党を狙う勢いです。マクロン大統領は1週間後の決選投票に向け、“極右包囲網”を呼びかけました。
フランスでは30日、マクロン大統領が解散に踏み切った国民議会の選挙の1回目の投票が行われました。
地元メディアの予測では、極右・国民連合が得票率33.2%でトップ。そこに左派連合が続き、マクロン大統領の与党連合は3番手になっています。
極右「国民連合」ジョルダン・バルデラ党首
「あなたたちを理解し思いやり、フランスを愛するのと同じくらいあなたたちを愛する指導者を国のトップにするときがやってきました」
ただし、大半の選挙区では1回目の投票で過半数を獲得する候補がいないとみられ、7日に上位の候補による決選投票が行われる予定です。
フランスメディアによりますと、マクロン大統領は決選投票に向け、「民主主義勢力が団結するときだ」と“極右包囲網”を呼びかけており、また、左派連合も国民連合に勝たせないよう一部の選挙区で立候補を取り下げる方針を示しました。
今後、各勢力間でどのような選挙協力が行われるかで、最終結果に大きな影響を与える可能性があります。
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