再就職した人を訪ねた。
山形市に本社を置く第一貨物で働く荒井康弘さん。元自衛官で、今は講師として主に運転技術を指導する立場だ。

荒井さんは高校卒業後に陸上自衛隊に入隊。災害派遣や国際平和協力活動に参加した経験を持つ。こうした経験は、民間企業では培えないものだ。

荒井さんは「油圧ショベルでがれきを除去したり、橋が流されて必要だったら橋を架けたり、そういった仕事をやる部隊だった」と自衛隊時代を振り返る。

荒井さんは7年前、54歳で定年退職し、ドライバーとしての技能を使うこの仕事についた。それ以降、多くのドライバーが荒井さんの指導を受けて羽ばたいている。