UNECE=国連の欧州経済委員会は27日、自動車のアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故の防止に向けた新たな規制の導入に合意したと発表しました。
新しい規制は、高齢ドライバーによる事故が多発している日本が提案したものです。規制の対象となるのはオートマ車で、急発進を抑制する機能や運転手が見ることができる警報などの装備を義務付けるとしています。
来年6月に発効する予定で、▼前後の車両や壁などと1メートルから1.5メートルの距離に止まっている状態でアクセルを完全に踏み込んでも衝突しないこと、あるいは、▼衝突が避けられないとしてもその際の時速が8キロ未満であることなどが要件となっています。
UNECEは、世界における65歳以上の人口が2050年までに倍増すると予測されるなか、高齢ドライバーも増加することで「事故のリスクが高まる」としています。
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