長さ5メートル、直径80センチの杭を25本打っていた家も
270世帯ほどの西荒屋地区で、いまも住み続けられているのは約70世帯だけ。津幡博さん(72)は、ことし2月下旬から近くの県営住宅で避難生活を続けています。
27年前に建てた自宅は一見、ダメージはなさそうですが、床に乾電池を置いてみると…どんどん転がり、勢いが増していきます。


津幡さんは自宅周辺の土地に液状化のリスクがあることを知って、家を建てる際に長さ5メートル、直径80センチの杭を25本打っていました。
この杭によって、何とか家は支えられている状態ですが液状化で地面が下がり、大きな空洞が…。
再び液状化が起きるリスクも抱えています。

(津幡博さん)
「液状化に対する対策はないと思いますね。私がやった以上の対策をしないと。どの程度の杭を打てば大丈夫か。保証がないでしょ」
津幡さんが「みなし仮設」として県営住宅に住めるのは原則、1年間。















