「おにぎり」にも“菌”増殖の危険性
◆おにぎりは握った後に蒸気を逃がす
ラップの中に蒸気が溜まっていると、菌が増殖してしまう可能性があります。

≪おすすめのおにぎりの作り方≫
〔1〕握る前に、ラップにご飯を広げて1分ほど粗熱をとる(冷やしすぎると固くなる)
〔2〕ラップでふんわりと握る
〔3〕ラップの左右を開き蒸気を逃がす
〔4〕冷めたら包む
最後にラップで全体を包む前に、蒸気をきちんと逃がすのがポイントです。
ブロッコリーは水分を飛ばして

◆ブロッコリーは水分に注意
ブロッコリーは、茹でたり電子レンジで加熱調理をすることが多いため、小房に水分が多くなり雑菌が繁殖しやすいので、炒めて水分を飛ばすのがポイント。
管理栄養士 渥美まゆ美氏:
ブロッコリーは彩りで使いたくなるんですけど、小房に水分が溜まって雑菌が繁殖しやすい条件が整ってしまいますので、ピーマンなど表面がつるっとした食材を選ぶのも良いと思います。
恵俊彰:
あのサイズでも危険なんですか?
東北大学大学院 小坂健教授:
あまり温かいところで放置しておかなければ大丈夫ですし、菌が増えない状態にしておけばそれほど神経質になる必要はないんですが、少しでも菌がついているときにこの時期はすごく増殖しやすい。作るときに手洗いをきちんとするなどを徹底してもらえばいいと思います。
また、渥美氏によると「キュウリ」も水分を多く含むので、「ちくわキュウリ」は、「ちくわチーズ海苔」などに変更するのがベター。お弁当ではなく、朝ごはんや晩ごはんなどご家庭で楽しんでください。
ミニトマトのヘタは取る?

お弁当のレギュラーメンバー、ミニトマトにも注意点が。
◆ミニトマトはヘタをとってくぼみをよく洗う
ヘタのくぼみに菌がたまりやすいので、ヘタが付いたまま入れるのはNG
管理栄養士 渥美まゆ美氏:
彩りが良いのでヘタをつけて入れる方が多いですが、意外と雑菌の温床になりますので取って下さい。
また、半分に切って入れるのは水分が出るのでおすすめしません。
小さいお子さんには(誤嚥の危険もあり)丸のままは入れられないので、彩りとして入れるならバランなど他の物を代用してみてください。