患者の血液を長期保存
冷凍庫を受け取った医療機関を訪ねました。

患者の血液分析などを行う検体検査室の奥へ進むと、超低温冷凍庫があります。この病院では温度の異なる2種類の冷凍庫を受け取っていて、血液の保存に活用していました。

済生会熊本病院 上島さやか 副技師長「血液を保管をして、ガチガチに凍っている状態。深いマイナスの温度に下げてしまわないと、どうしても検体が劣化してしまうので、一気に固めて状態を維持する」
超低温で冷凍することで長期間保存できるため、治療開始前と治療開始後を比較できる貴重な検体になると言います。

また、超低温冷凍庫は1台50万円前後。コスト面でも助かっているようです。
上島副技師長「買わなくて良くなったのでラッキーという思いはあります」
研究機関や医療機関で役立てられる超低温冷凍庫。熊本市によりますと、実はそれ以外の場所にもあるといいます。その場所とは?
熊本市感染症予防課 木村仁洋課長「動物園でも活用されている」
