「想定を上回る量の硬い岩盤」「地盤沈下」はどういう状態?
国道2号玉島・笠岡道路(Ⅱ期)の完成が遅れる原因は、「想定を上回る量の硬い岩盤の出現」です。硬い岩盤が出現したのは、浅口市六条院地区です。

この地区では、山を削って道路を作っていく作業を進めていて、硬い岩盤があることは想定していました。しかし、工事を進めていくと「想定以上に硬い岩盤の量が多かった」ということです。
このため、岩を割ったり砕いたりする作業が増えるため、その分工期が延長される可能性があるとみられています。

また、国道2号笠岡バイパスは、今年(2024年)1⽉、里庄町浜中地区で長さ100m、幅40mの範囲で地盤沈下が起こり、高低差ができたということです(【画像②③】)。

この場所は、干拓地のため軟弱地盤であることから地盤沈下が予測され、事前にかさ上げの工事を行い、盛土も行っていたのですが、想定していた以上に地盤沈下が起こったということです。
そこで、7月に有識者で構成する「⼀般国道2号笠岡バイパス盛⼟変状対策検討会」を開催して対策を検討することにしています。そのため「開通までに時間がかかる場合がある可能性がある」ということです。
いずれも、開通がどれくらい延期するかについては、今後の工程が明確になるまでは未定とのことです。