「女湯に普通に入ることができたら、自分は女性として生きていってもいいんじゃないか」
大衆浴場の女湯に入り、20代の女性の体を触るなどしたとして、不同意わいせつの罪に問われた男(33)に判決が言い渡されました。
性に悩んでいたという男が裁判で語ったこととは…
不同意わいせつの罪に問われているのは、鳥取県に住む無職の男(33)です。
起訴状などによりますと、男は、2023年12月8日午前6時50分頃~午前6時58分頃までの間、鳥取県内の温泉旅館の女湯において、入浴中だった20代の女性に対し、その背後から声をかけるとともに、両肩、両脇、太もも、鼠径部付近を揉むなどした不同意わいせつの罪に問われています。
4月26日に行われた被告人質問。男は上下黒の服装で法廷に現れました。
華奢で小柄、白いマスクと鼻あたりまで伸びた長い前髪で、男の表情はほとんど見ることができません。
男は、小さい声ながらもはっきりとした口調で質問に答えました。
【弁護人質問】
Qあなたは性別について悩んだことはありますか?
―はい