教官
「追加任務を与える。4班編成。バスケット担架と要救助人形、セットにして親水公園まで搬送。搬送方法にあっては、訓練班長の指示に任せる」
そう、追加任務です。
内容は、6~7人で編成される班ごとに、バスケット担架と要救助者人形を次の目的地まで搬送するというもの。
ただでさえ重いホースを背負うなか、どの順番で、誰が持つのかなど、チームでの連携が求められます。

「じゃあいきまーす!」
「1・2・3!」
ここからが、きょうの訓練の山場。
合わせて、重さ50キロもある担架と人形を運びながら進む坂道が、訓練生たちの体力消耗に拍車をかけます。

「ファイト―!」
きつい状況下でもお互いに声を掛け合い、坂道では人形の頭の位置が足より下にならないように担架を持つ位置を工夫するなど、チームで協力しながら進んでいきます。
そして。