梅雨入り前の日差しを利用して、大分県中津市の和傘工房では、天日干しが行われました。
降り注ぐ太陽の光に照らされた和傘。中津市の和傘工房「朱夏」では、14日朝、天日干しの作業に追われていました。工房では一度廃れた伝統の中津和傘をおよそ20年前に復活させ、現在は月に10本ほどを製作しています。
和傘には防水性に優れるエゴマ油が塗られるため、梅雨入り前の貴重な晴れ間を利用して、10日から2週間ほど乾燥させるそうです。
(和傘工房朱夏・今吉次郎代表)「気温が高くないと乾く時間がすごくかかる。梅雨みたいに雨が降ったら干せませんからね。大変作業が遅れますから。天気がいい方が感謝しますね」
14日の県内は多くの所で30度以上の真夏日になる見込みです。夕方以降は次第に雲が広がり、所によっては、にわか雨や雷雨となりそうです。