致死率3割と高いことで知られ、全国で感染が急増している「劇症型溶連菌」の感染者数。県内でも去年の患者数から5か月あまりで倍増していることが分かりました。
「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」=通称、「劇症型溶連菌」。
咳やくしゃみなどで飛び散った溶連菌を吸い込むことで感染し、このうち劇症型は、手足の壊死や多臓器不全を引き起こすなど急速に症状が進み致死率が3割とされています。
国立感染症研究所によりますと、今年全国で報告された患者数は今月2日時点で977人にのぼり、過去最多だった去年1年間を5か月ほどで上回りました。
県によりますと、県内の今年の患者数は13日までに12人と去年1年間の患者数6人から倍増していることが分かりました。2014年以降では最多です。
県は手洗いやマスクをつけるなど基本的な感染対策を呼びかけています。
また、子どもがかかりやすい「手足口病」も増加傾向が続いていて、今月9日までの1週間で、前の週より33人多い443人が感染しました。
定点あたりの報告数は8.69人で4週連続、流行発生警報が出されています。
県はおむつを交換した後などは手洗いを徹底するよう呼びかけています。














