公衆電話は無くならない?

公衆電話の今後についてNTT東日本に聞きました。

NTT東日本デジタルコンサルティング部公衆電話担当 菅敏明専任課長:
「(公衆電話は)スマホなど普及した2000年くらいまで大分増えたが、モバイル端末が普及するにしたがって減少している。(無くなるというわけではない?)今のところは、という返事にさせてもうらう」

NTT東日本は、当面、公衆電話が無くなることはないと話します。その背景には、公衆電話が「災害時に果たす役割」があるといいます。2011年の東日本大震災では、家族や友人の安否を確認しようと避難所に置かれた公衆電話の前に行列ができました。NTTはこうした災害時には携帯電話よりも公衆電話が繋がりやすいと話します。

NTT東日本デジタルコンサルティング部公衆電話担当 菅敏明専任課長:
「(災害時)回線がパンクしてしまうと、110番や119番など重要な回線が使えなくなってしまうという状況にならないため、NTTのシステム側で規制をかける有線電話という位置づけになるので、災害のときも繋がりやすい」

大規模な災害の発生直後には電話回線がパンクするケースも想定されるため、NTTでは規制をかけるといいます。しかし、公衆電話は規制の対象外となる可能性が高いということです。