台風8号の発生による影響も懸念される中、これまでの大雨による被災地では、復旧作業が動き出しています。青森県鰺ヶ沢町では12日から災害ごみの回収が始まりましたが、この先の雨への警戒に加えて暑さが住民たちにのしかかっています。
町の中心部で少なくとも445棟が浸水被害を受けた青森県鰺ヶ沢町。12日から被災した住宅などの前に積み上げられた災害ごみの回収が始まりました。
使用できなくなった家電製品や水を含んで重くなったソファや雑誌など、大量の災害ごみがようやく回収されることに住民は安どの表情を浮かべていました。
※被災した町民は
「(ごみの回収を)もちろん待っていました。ありがたいです。お盆と祭りがあるので急いでいると思う」
災害ごみは町の郊外に設置された仮設のごみ置き場で受け入れられ、初日から30台以上のトラックが列を作りました。
※ごみを捨てに来た業者は
(Q町内のごみの量は?)
「まだまだ、こんなものじゃない。」
(Q作業の進ちょくは?)
「何日かかるか分からない」
復旧作業が急がれる中、この先の雨への警戒に加えて、暑さが作業する人たちにのしかかります。
※町の職員は
(Q苦労していることは?)
「下の水と暑さですね。どうしても暑いですし、そこだけが大変ですね」
鰺ヶ沢町の災害ごみの回収はお盆期間中も休まずに続けられ、災害ごみ置き場は、午前8時半から午後4時まで受け入れをしています。
また、鰺ヶ沢町では災害ボランティアの受け入れも始まり、12日は同町内外から参加した約20人が、要請のあった住宅で災害ごみを運び出していました。
※ボランティアの支援を受けた人
「ちょっと怪我して腰が悪く動けなくて、本当に助かりました。心強かったです。」
参加したボランティア
「お盆近くて皆さん忙しいし、なおさら人手が少ないのかなと思って参加しました。」
ボランティアに参加するには新型コロナワクチンの3回の接種と、陰性証明の提出が求められますが活動期限は設けておらず、ボランティアセンターでは事前に同町の社会福祉協議会に連絡してほしいとしています。
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