議会内部からの要望書 取材に向かうと

そうしたさ中の要望書提出ということで、取材をすることにした。

日本維新の会福岡県議団の取材案内文によると、要望書の提出は10日午後3時~3時半の間。場所は、議会棟2階の議長室。

香原勝司議長に直接手渡すことになっていた。

面会できる時間になったら、議長室から日本維新の会福岡県議団部屋に連絡が来る手はずだと聞いていたため、私は、日本維新の会の部屋で午後2時半頃から待機した。

議長室からの電話 部屋の空気が一変

そして午後3時15分ごろ、部屋の電話が鳴った。議長室からだ。

私は「面会の時間が来た」と思い、カメラマンと一緒に議長室に向かう準備に取り掛かった。

ところがどうも様子がおかしい。

なかなか電話が終わらないのだ。

最初に電話を受けた議員が代表の新開崇司議員に電話を代わる。

「面会できないということか」

「急な公務とはどういうものか」

新開崇司議員の声色が変わり不穏な空気が漂い始めた。

一体何が起きたのか

ようやく電話が終わった。

内容を尋ねたところ、議長室からの連絡は、「香原議長に“急な公務”が入ったため、今日は面会できなくなった」というものだった。

要望書が提出できなくなった新開崇司会代表は「3日前にアポイントを取っていたのに直前でドタキャンし、その理由も教えないというのはいかがなものか」と憤った。