阿武隈急行の株主総会では、2023年度の利用者数が約190万人だったことが報告されました。
福島沖地震の影響で落ち込んだ2022年度より61万人増えたものの、コロナ禍前の2018年度の半数にとどまっています。
鉄道事業の経常収益は5億1200万円の赤字で、累積赤字は4億6400万円にのぼっています。

阿武隈急行 富田政則社長
「通勤・通学以外の切符を買って乗っていただいてる人が3割ほど落ちたままで、なかなか戻ってきていない」

阿武隈急行は、宮城県柴田町の槻木(つきのき)駅と福島市の福島駅を結ぶ54.9キロの第3セクターです。
宮城県や沿線自治体による検討会では、2025年3月末までに経営改善策を取りまとめることにしています。