3つの「間」が地域からなくなり、子どもの遊び時間が少なく
一方、運動の指導法などが専門の南九州大学の宮内孝教授はコロナ禍に加え、現代の子どもたちは地域の遊ぶ場所が少なくなったり、時間の使い方が変化したりと様々な要因で運動する時間が減っていると指摘する。

(南九州大学人間発達学部 宮内孝教授)
「3つの『間』。時『間』・空『間』・仲『間』。これが地域からなくなっている。その3つの『間』がなくなることによって、子どもの遊び時間が少なくなっている」

また、最近は子どもたちもスマートフォンなどデジタル機を使いこなしているが、画面を見る時間、いわゆる「スクリーンタイム」が短い子どもほど体を動かす能力値が高い結果もあるそうだ。
全国的に小学生の体力が低下傾向にある中、宮内教授は子ども時代の運動経験の大切さを訴える。
(南九州大学人間発達学部 宮内孝教授)
「幼児期、小学校低学年の時期にさまざまな運動を経験しておくと、そこで培った基本的な動きを使って、それぞれのスポーツの技術を習得しやすくなるので、幼児期、小学校低学年の時期はとても大事だと感じている」

