県警本部の前の生活安全部長が警察情報を漏えいした疑いで逮捕・送検された事件の続報です。
逮捕された鹿児島県警の元幹部が「野川明輝本部長が不祥事を隠蔽した」と名指しで批判されたことに対して野川本部長は先ほど会見を開き「隠ぺいの意図は一切ない」と述べました。
この事件は、鹿児島県警の前の生活安全部長だった元警視正・本田尚志容疑者が、現職当時に入手した情報を第三者に郵送したとして、逮捕・送検されたものです。
本田容疑者は「野川明輝本部長が不祥事を隠蔽しようとしたため、情報を記者に送った」と主張しています。
野川本部長は、先ほど会見を開き「隠蔽の意図は一切ない」と述べました。
「きのう私自身の隠ぺいについて、否定しなかったと報道で取り上げられたので、一言」「私が隠ぺいを指示した意図は一切ない」「被疑者の主張していることは、本件の動機に関することなので、事件捜査の中で、必要な確認をおこなっている」
(記者)Q.きのう明確に否定しなかったのは?
「一義的には事件捜査の中で事実が確認されるべきのもの。ただ、先ほど言ったとおり、私が否定をしなかったということについて報道等で取り上げられた。その点について本日あらためて明確に申し上げたということ」
(記者)Q.そもそも隠蔽はなかったという認識か?
「その通りです」
【野川明輝本部長コメント全文】
「当県警で捜査中の国家公務員法違反事件に関し、昨日、私が、自身の隠ぺいを否定しなかったなどと報道等で取り上げられておりますので、改めて一言申し上げます。
まず、被疑者が勾留理由の開示の中で述べた、2つの事案については、いずれも必要な対応がとられており、私が隠蔽を意図して指示を行ったことは一切ありません。この点は、明確に申し上げます。
昨日も申し上げたとおり、被疑者が勾留の理由の開示の中で述べた主張については、本事件を敢行した動機に関することであり、なぜそのような主張を行ったのか、事件捜査の中で必要な確認を行っていくべきものと考えております。
その上で、今後、本件の捜査が終結した際には、ご説明できることについては、しっかりご説明したいと考えております。」














