市販薬などを過剰に摂取する「オーバードーズ」。

急性中毒や死亡事例もある危険な行為にも関わらず、幻覚や精神の興奮作用によって不安やストレスから解放されるとして、一部の若者の間で広がっています。様々な悩みからオーバードーズに手を出し、依存症になってしまう若者たち。

精神科病院で行われる依存症の治療、患者同士の交流を通して「自分だけではない」という思いを抱くことがカギとなるようです。

依存症の治療に取り組む患者10代の若者の姿も多い

福岡県久留米市の精神科病院、「のぞえ総合診療病院」。

スタッフも交えて輪になって話すのは、「のぞえ総合診療病院」に入院する17歳から19歳の患者たちです。

「のぞえ総合診療病院」では、うつ病や統合失調症といった精神疾患のほかに、薬物やゲームなど、依存症からの回復に向けた治療も行われています。