8月11日の山の日、観光地は家族連れで賑わいました。玉野市の渋川動物公園では子どもたちに大人気のカブトムシ・クワガタのイベントが行われました。何とあのレアな昆虫がプレゼントされるとあって、子どもたちも大興奮でした。

(リポート)
「こちらが日本のカブトムシです。手のひら乗ってとてもかわいいです。そしてこちらが、世界最大の、子どもにも大人気のヘラクレスオオカブトです」

午前9時前、開園前の渋川動物公園には親子連れの長蛇の列が…。お目当てはカブトムシにクワガタです。

世界最大級を誇る人気№1のヘラクレスオオカブトに

「世界最強の昆虫」とも言われるパラワンオオヒラタクワガタ

何と、約40種類、120ペアの昆虫が抽選で、無料で配られるのです。

「子どもたちが自然環境を考えるきっかけにしてほしい」と、全国の昆虫好きで結成された「MIZONKO倶楽部」が開催しました。

(MIZONKO倶楽部・溝口大助さん)
「寿命を全うするまで飼育してもらって、死んだときどんな感情が子どもたちに沸き起こるか。『小さくても生きている』ということを、無料であげて子どもたちに興味を持ってもらいたい」

自ら昆虫を飼育し、3年前からユーチューブでも飼育方法などを発信している溝口さんです。各地でカブトムシの展示販売なども行っています。

(MIZONKO倶楽部・溝口大助さん)
「ヘラクレスオオカブトというのは、サイズによって値段が全然違ってくるんですよ。高いものだと10万円超えたり20万円、ここにいるのをもし全部ショップで売ったとしたら、100万円近くいくんじゃないですか?まともに売ったら」

150枚の整理券は完売。抽選会では歓喜の声が響きます。


(広島から来た人)
「ギラファノコギリ~」
「広島から来た甲斐があった」

「ヘラクレスが当たりました」
「ずっとヘラクレスがほしいと言っていたんですよ。多分びっくりしすぎて放心状態…」

一方、お目当てが手に入らなかった子も…。

夏休み、貴重な昆虫との出会い、命の大切さを考えるきっかけにもなった一日です。