イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザの難民キャンプにある学校を空爆し、少なくとも32人が死亡したと報じられています。イスラエル軍はイスラム組織ハマスの拠点があったと主張しています。
パレスチナのメディアなどによりますと、6日未明、ガザ中部のヌセイラット難民キャンプにある学校をイスラエル軍が空爆し、少なくとも32人が死亡、数十人がけがをしました。
被害を受けた住民
「寝ている間に突然、攻撃がありました」
イスラエル軍も、“ヌセイラットにあるUNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関の学校を空爆した”と発表。学校にはハマスの拠点があったとし、「市民の犠牲を減らすための措置を講じた」と主張しています。
イスラエル軍はこの前日、“ガザ中部で新たな作戦を開始した”と発表。ガザ中部にはヌセイラット以外にも複数の難民キャンプがあり、“空爆と戦車による砲撃で多数の犠牲者が出ている”と報じられています。
「この子を連れていかないで、離れたくないんです」
ガザでの戦闘停止や人質解放をめぐる交渉は仲介国などが再開に向けた動きを続けていて、ハマスの指導者ハニヤ氏は5日、声明で、合意案が恒久的な停戦とイスラエル軍のガザからの撤退に基づいたものであれば「真剣かつ前向きに対応する」と述べました。
一方、イスラエルのガラント国防相は「ハマスとの交渉中も戦闘は継続される」と述べ、交渉が再開しても攻撃を続ける方針を示しています。
こうしたなか、イスラエルで「エルサレムの日」とされる5日、反パレスチナの右派系ユダヤ人らがエルサレムの旧市街に集まり、イスラム教徒地区を通ってユダヤ教の聖地へと行進しました。
参加者はイスラエルの国旗をかかげ、「アラブ人に死を」などと叫びながら行進。地元メディアによりますと、一部の参加者が取材に訪れていたパレスチナ人ジャーナリストを襲う事件が起きたということです。
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