若者を中心に大人気の「ハイボール」。国内外で「ウイスキー」への需要が高まる中、大手メーカーでは将来を見越した設備投資を行う動きが広がっています。
ニッカウヰスキー 爲定一智 社長
「お客様が欲しいという商品が手に入らない、こういう状況はできるだけ早く解消していきたい。そのため、原酒製造能力の増強と原酒バランスの最適化、これを並行して進めていきたいなと思っております」
アサヒビール傘下のニッカウヰスキーが5日、北海道にある余市蒸溜所や栃木工場などの3か所でウイスキーの熟成に使われる樽の貯蔵庫を新設するなど、今年中に60億円かけて増強すると発表しました。
ハイボールの人気をはじめ、世界的に需要が高まるジャパニーズウイスキーを今後も安定的に供給することが主な目的だということです。
ニッカウヰスキーの洋酒事業は10年前と比べ、およそ2倍の規模に成長しているといい、今後も設備投資を続ける考えです。
また、ニッカウヰスキーは将来的に2000円を上回る価格帯の販売量で世界10位入りを目指すとしています。
一方、サントリーでは去年、品質の向上などを目的として大阪と山梨にある蒸留所に2年間で100億円規模の設備投資を行うことをすでに発表しています。国内外でウイスキーの人気が高まる中、今後の需要拡大を見込み、メーカーの設備投資がおう盛となっています。
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