鹿児島県は、先週1週間の感染症情報を発表しました。夏にかけて子どもがかかりやすい「手足口病」の感染者の増加が続いています。

手足口病は、幼い子どもを中心に、口の粘膜や手のひら足の裏などに水疱ができる感染症です。今月に入り、感染者が増加していて、県は今月22日に、県内全域に流行発生警報を出しています。

26日までの1週間で、県内では前の週より52人増え、360人確認されました。手足口病の定点あたりの感染者数も前の週より1.02人多い7.06人で、7週連続で増加しています。保健所別では、鹿児島市保健所が最も多く147人、次いで姶良保健所が81人となっています。

県は感染の拡大を防ぐため、おむつを交換した後などは特に手洗いを徹底するよう呼びかけています。

一方、新型コロナウイルスの感染者も増加しており、前の週より54人多い475人確認されていて、3週連続で増加しています。

県は引き続き、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染対策を呼びかけています。