5月26日に行われた静岡県知事選挙で当選した鈴木康友知事の就任の受け止めを聞かれた伊豆市の菊地豊市長は、鈴木知事が選挙戦のなかで打ち出した「東部伊豆担当戦略監」という副知事級の担当者を置くアイデアについて、「賛成ではない」とし、「知事には、首長のみなさんと県全体を発展させる話をする場を設けていただきたい」などと、“注文”を付けました。
これは29日、伊豆市役所で開かれた定例会見の中で、知事選で落選した大村慎一氏の支持を明確にしていた菊地市長が述べたものです。鈴木知事が選挙期間中、沼津市内での街頭演説で打ち出した「東部伊豆担当戦略監」という副知事級の担当者を置くというアイデアについて「賛成ではない」としました。
菊地市長は、自身が自衛隊出身であることを挙げ、「自衛隊で司令官は、大事なところは自ら直轄し、作戦は副連隊長に任せるなどのやり方をする。東部・伊豆について担当副知事に任すと言われると、司令官は関心がないのかなと私は感じてしまう」と述べました。
そして「孤立しやすい伊豆半島については、どちらかと言えば担当の部長級、副知事級よりも知事に直接、伊豆半島に関心を持っていただきたい」との考えを示しました。
川勝平太前知事の時代に置かれていた伊豆担当副知事はうまくいかなかったのかと記者に問われると「うまくいかなかったというより、副知事はハード整備の予算を持っているわけではない。伊豆半島に足りてないインフラで1番深刻なのは水道だが、そういった予算を副知事が持っていない。その都度、県庁に行って1つ1つ要望する。担当副知事が、ハード整備の固有の予算を持っていただけるならそれでありがたいが、多分そこまではやれないと思う」と指摘しました。
そして、「新しい知事に望むのは、伊豆のことだけやってくださいということではなく、全県、県内を適切に公正にうまく全発展させてくださいということ。例えば伊豆半島の7市6町首長会議とか、東部市町会、あるいは県の市長会とか、首長の仲間のみなさんと一緒に県全体を発展させていくような話をさせていただく。新知事には、そういう場を設けていただきたい」と“注文”を付け、各市・町や地域の課題について、首長と鈴木新知事との対話の場を求めていると述べました。
注目の記事
『最後だとわかっていたなら』生徒の心に響く“被災者の後悔”動画の授業「最後だとわかっていたら、お弁当作って見送ったかな」【東日本大震災から15年】

【羽生結弦さん・動画公開】「唯一見えた光は星空。そんな存在になれたら」15年前の震災から復興への思い語る

「日常を一緒に作りたい」 漁業の街・大船渡市を農業で復興へ 東北最大級のトマトの産地に 山梨の農業法人との絆【東日本大震災 3.11】

がれきの中で“家族写真”探していた女性は今…2年後に住宅再建 空き地も目立つ陸前高田で暮らし続ける理由【東日本大震災15年】

「患者さんが一人でも戻るなら自分も戻る」津波で孤立した病院は海辺で現地再建 地域医療を支える覚悟<南浜中央病院の15年・後編>【東日本大震災15年】

【3月9日】レミオロメンのカバーで1000万回再生 当時高校生だった3人が15年後の「3月9日」に再会した理由「この日しかないと思って【前編】









