静岡市内の小学校でいじめを受けたなどとして、男子生徒が加害者や静岡市などを相手取り損害賠償を求めた裁判の控訴審で、男子生徒が「被害者の声に耳を傾けてほしい」と意見陳述しました。
この裁判は、2017年当時、5年生だった男子生徒が、クラスメイトから名前に「菌」を付けて呼ばれるなどのいじめを受けたことに対して、合計2000万円余りの損害賠償を求めていたものです。
この訴えに対して、2023年10月、静岡地方裁判所は一部の加害者の保護者に計88万円の支払いを命じましたが、原告側はこの判決に対し暴力や市の責任が認められなかったことを不服とし控訴しました。
2024年5月28日に始まった東京高等裁判所での控訴審では、原告の男子生徒が意見陳述を行い、静岡市内で内容を報告しました。
男子生徒は、未だに適応障害が完治していないことや、学校に対する要望などを訴えました。
<原告の男子生徒>
「(学校には)真実を隠さないで欲しい。加害者の味方にならないで下さい。そして、被害者の声に耳を傾けて下さい。」
判決は、7月25日に言い渡されます。
注目の記事
「生理が止まった」「電車の中で倒れた」「気づいたら減っている」糖尿病の治療薬でダイエット 使用した女性たちに起きた変化 専門家は危険性指摘

【全文公開】“ラブホテル密会” 小川晶・前橋市長の謝罪会見【前編】「最初にホテルへ誘ったのはどちらから?」記者と小川晶市長の一問一答(9月24日夜)

【全文公開】“ラブホテル密会” 小川晶・前橋市長の謝罪会見【後編】「どちらからホテルに誘うことが多かった?」記者と小川晶市長の一問一答(9月24日夜)

「道が分からんのよ…」午前3時、車道の真ん中に93歳の男性 携帯には大量の不在着信 25歳の女性がとっさに取った行動は 広島


「どれだけ泣き叫んでも、本人は二度と目を覚ましてくれない」24歳の息子を奪われた両親…受け入れられない現実【小樽飲酒運転事故から1年《第1部》】

「水着をずらして性器を...許せない」スイミングスクールで娘が盗撮被害 インストラクターの男は「バレるリスクも低く都合よかった」なぜ防げなかった? 「二度と被害者を出させない」両親はスクール側に"第三者による検証"求め民事調停を申し立て
