物価高の今、中古品の販売が大きく伸びています。不用品の買取も盛況で、業界最大手のセカンドストリートでは、買取査定に5時間待ちもあるほど!売る人買う人に48時間密着してみると、“少しでも高く売るコツ”や“安く買う秘訣”が見えてきました。
服を高く売るコツは「時期」と「トレンド」
今回密着したのは、埼玉県にあるスーパーセカンドストリート大宮日進店。全国845店舗の中で売り上げ1位の“セカスト”です。「名前が書いてあるもの以外は全て買い取る」ということで、大量に服を持ち込む人が多いとのこと。
密着1日目。早速、台車に大きな袋を5つほど積み、手にも袋を抱えた夫婦の姿が。結婚3年目だというこの夫婦が売りに来たものは、妻の服100着以上と、バッグが9点。

「気に入ってた洋服をしばらく残していたんですけど妊娠前の体型には絶対戻らないかなと思って」
妊娠前に来ていた服を大量処分。希望買取価格は5000円以上でしたが、実際の査定額は9161円に!洋服100点以上で7011円、バッグ9点で2150円の値が付きました。ブランドのキャンバストートバッグが1200円など高値を付ける中、ノーブランドの服だと10円にしかならないものも。

一方、別の女性は服100着で査定額は、わずか333円。1000円ぐらいを期待していただけに「こんなもんなんですね…」と少々がっかりの様子。同じノーブランドの服100着でも何が違うのでしょうか?

実は、服を高く売るコツがあるんです!それは、持ち込む時期。
シーズンの2~3か月前の服が高く売れるとのことで、もし冬服を売るなら、9月まで待った方が高い!今売るなら、夏服が狙い目なんです。
さらに、持ち込む商品にもコツが!

スーパーセカンドストリート大宮日進店 清水さん:
「トレンドのものをお持ちいただくと、例えばTシャツですとオーバーサイズのもの、丈が⻑いワンピースとかですと、値段が反映しやすくなる」
ちなみに、価格データは全国の845店舗でリアルタイムで共有されるとのことです。
お得に買うなら「スマホリサーチ」
密着1日目、午後6時。1着1着スマホで何かを確認しながら、服を選ぶ女性が。
何を確認していたのかというと…
女性客:
「(中古の)値段とか正規でいくらっていうことを確認してお得にお買い物できれば」

定価をチェックし、他の通販サイトで安く売られていないかをチェックしていたんです。セカスト常連というこの女性の、お得に買う秘訣なんだそうです。
午後7時30分。夜になるとファッションゾーンには10代20代が増えてきます。

10代男性が手に取ったのは、1万円近くするサングラス。たとえちょっと高くても、いいモノなら、また売ればいいので、手が出しやすいんだとか。