「登校の指導に向かう途中…」

小学校で、コウノトリの目撃情報を掲示板で募集しているんです。

小学生
「田んぼで見ました」
「電線の近くにとまってた」

コウノトリを見たという子どもたちが多数いました。実はこの付近では、4年前にも目撃されていたといいます。

竜北中学校 髙橋博之 校長「7時半くらいに登校の指導に向かう途中で見かけない大きい鳥がいて、ひょっとしたらコウノトリだなと思って近づいた」

未確認の個体の可能性も?

今回、目撃された鳥がコウノトリだった場合、とても貴重な個体の可能性があると専門家は話します。

日本野鳥の会熊本県支部 原口研治さん「見る限り、『足環』が付いているようには見えない」

足環(あしわ)とは、コウノトリの野生復帰などに取り組む兵庫県の施設で飼育、保護され、放鳥された個体に付けられたもので、現在国内で生息が確認されている362羽ほぼ全てに付いています。

そのため、その足環がないということは、大陸から渡ってきた個体の可能性が高いということです。

原口さん「目撃は国内で1年に1回、あるかないかぐらいのレベルの鳥じゃないかと思います」

幸せを運ぶとも言われるコウノトリ。もしかすると、どこかで巡り会えるかもしれません。