8月9日は、77年前に原爆が長崎に投下された日です。投下の第一目標だった北九州市でも、平和祈念式典が開かれました。


「黙とう」(平和の鐘の音)

北九州市小倉北区の勝山公園で開かれた式典には、被爆者やその家族など約170人が参列し、長崎に原爆が投下された午前11時2分に黙とうをささげました。

西日本最大の軍需工場があった旧小倉市は、アメリカ軍の原爆投下の第一目標でしたが、視界不良のため、投下目標は長崎に変更されました。

北九州市原爆被害者の会 吉田龍也会長「年々、被爆者の高齢化も進み、平均年齢は84歳を超えましたが、77年前のあの日のことは決して忘れることはありません」

新型コロナの影響で、平和祈念式典はおととしは規模を縮小し、去年は台風で中止になっていました。

50回の節目の今年は、3年ぶりに例年通りの形で開催されました。