日本人のメダル獲得が期待されるダンススポーツ『ブレイキン』の世界大会=ワールドシリーズが、アジアで初めて福岡県北九州市で開かれることが決まった。日本ダンススポーツ連盟などが発表した。

来年2月24日~25日に北九州市小倉北区の西日本総合展示場で開催される。大会には世界70か国から男女各100人のトップ選手が参加する見込みで、TBS系列で放送される予定。

◆ストリートカルチャーからスポーツへ

(C)公益社団法人日本ダンススポーツ連盟


ブレイキンはブレイクダンスとも言われ、音楽に乗せて体のあらゆる部位を使いながら、回ったり跳ねたりとアクロバティックな動きを取り入れたダンス。1970年代にアメリカ・ニューヨークで発祥した。

当初はギャング同士の抗争を平和的に解決する目的だったものの、近年はストリートカルチャーを飛び出しスポーツとして発展。国際大会も開催されるようになり、オリンピックの追加種目としてパリ大会で採用された経緯がある。

◆ダンス必修化で国内の若年層にも人気

ダンスは中学校の必修科目となり教育的な価値が再評価された。「ブレイキン」はそのダンスのジャンルのひとつで国内の若年層を中心に人気が広がっている。

これまでの国際大会で多くの日本人選手が世界一に輝いたことから、日本は「ブレイキン大国」とも評され、パリ五輪でも日本人選手のメダル獲得が期待される。