琉球王国の国王を描いた肖像画、御後絵(おごえ)をはじめとする、米国から返還された文化財の保存修復に向けた検討委員会が23日初めて開かれ、専門家が実物の状態を確認しました。
県が設置した検討委員会は、2024年3月に米国から返還された文化財の保存修復や公開の在り方について検討することを目的としています。
委員は、歴史や絵画、文化財などの専門家5人で、23日の初会合では、琉球王国の第4代国王尚清王(しょうせいおう)とされる御後絵4点の状態を確認し、科学分析の手法について議論を交わしました。
▽返還文化財保存修復検討委員会・田名真之委員長
「目視された段階でも結構、傷みがひどい状況ですので」「どういう修理ができるかを検討しながら、ぜひこの修理にあたっていきたい。しばらく時間はかかりますけれども、ぜひ楽しみに待っていただきたい」
状況が確認された4枚の御後絵は、色が鮮やかに残っているものの傷みがひどく、カビや、補修の跡なども確認されたということです。
今後は使用されている顔料などの科学的な調査を実施した上で、比較的状態の良い、3分割された御後絵から修復を進めていくことを検討しています。
修復は1枚につき2年ほどかかる見込みで、早ければ2027年度に1枚目が完了する予定です。
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