川内港で進められている国際物流ターミナルの県が担当するふ頭部分の整備が、予定より2年遅れる見通しとなっている問題で、薩摩川内市の田中市長は22日、塩田知事に予定通り期限内での整備を改めて要望しました。

川内港唐浜地区では現在、国と県が国際物流ターミナルの整備を進めています。県が整備するふ頭部分は当初、2026年暫定供用、2028年春の完成予定でしたが、2年遅れる見通しとなっています。

薩摩川内市によりますと川内港で取扱量が1番多い海運会社が「2026年に供用開始できない場合は寄港しない」としていて、田中良二市長は22日、塩田知事に対し「予定通りの期限内に整備してほしい」と改めて要望しました。

(薩摩川内市 田中良二市長)
「施設の整備を進めていただくよう要望します」

塩田知事は「早期完成に向けて取り組む」と述べたものの具体的な時期には触れず、海運会社を訪問し対話を進める考えを示しました。