先輩職人から見た小林さんの強みは…?

一ノ瀬瓦工業 飯島康司技術主任:
「この業界自体が男性主体の歴史があって、女性の目線で考えることがなかなかできなかった。特に瓦は建物というキャンバスの中に絵を描くことができるから、そういうところに彼女の感性が生かされてくれば、よりいい職人になっていくと思う」

小林さんも手ごたえを感じています。

一ノ瀬瓦工業 小林希未さん:
「(棟積みは)一番難しいところなので、自分もちょっとだけでも関われると満足感がある」

職人の仕事は現場だけではありません。
プロの知識を生かして屋根の修理やリフォームに相談に応じています。特に相談者が女性の場合はメリットがあります。

相談した人:
「物腰も柔らかいし、同性のほうがちょっと話しやすい」

そして、夕方5時半…
会社の定時より1時間早く退社します。