石田充 アナウンサー
天谷さんの取材を基に、このホームランをもう1回、打つ前のところから振り返ります。“あるしぐさ” があります。

天谷宗一郎 さん
バットの動きです。

田村友里 キャスター
あっ! ちょっと下げた?

天谷宗一郎 さん
これです。なかなか、このしぐさは坂倉選手に限らず見ないです。この動きが、坂倉選手の状態を上げたきっかけなんです。

田村友里 キャスター
ええっ? あの、ちょっとした動き…。

天谷宗一郎 さん
松山での試合のときに「左足が動いているのはどうなんだ?」っていうと「やっぱり気持ち悪い」って言ったんです。18日(土)、「どこを意識したの?」って聞くと「手を意識しました」と。

ぼくは足を意識したのかなと思ったら、手をここに出す(キャッチャー方向に下げる)ことによって間が取れるようになったと。そのぶん、体もピッチャー方向に行かなくなった。ここにバットを出すだけで、7割5分っていう数字になったわけです。

坂倉将吾
5月18日(土) 4-4
5月19日(日) 4-2

田村友里 キャスター
あれでタイミング、間を取っているっていうことですか?

天谷宗一郎 さん
間を取っているんです。バットの意識づけです。ここに出すっていう。わたし、野球解説のときに常々、言うんですけども、プロ野球選手って1つのきっかけでよくなる。まさにそういうことなんです。足じゃなくて、手に答えはあった。

青山高治 キャスター
ちょっと見ない動きですよね。

天谷宗一郎 さん
そうなんです。だから、この打率.750は勢いではなくて、本物なんじゃないかなと思います。今週、また楽しみになってきました。

石田充 アナウンサー
あのバットの動きがあるかどうかも見ていただきたいと思います。

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)