日本バドミントン協会は21日に都内で会見を開き、今夏に開催されるパリ五輪日本代表12人を発表した。東京五輪銅メダリストの混合ダブルス・渡辺勇大(26、BIPROGY)、東野有紗(27、BIPROGY)ペアや女子シングルス世界ランク4位の山口茜(26、再春館製薬所)が順当に選出された。

日本バドミントン協会・村井満会長(64)は「過酷な代表レースを戦い抜き、12名の代表選手を紹介させていただくことを大変誇りに思っております」と選手を称えた。東京五輪では“ワタガシ”ペアのメダルひとつに終わったことについてパク・ジュボン監督(59)は「残りの2ヶ月しっかり準備して、東京オリンピックのリベンジができるように頑張ってくれると思う」と話した。

女子シングルスエースの山口は3回目の五輪について「今回のオリンピックでは笑って終われるように、自分のベストを尽くして頑張りたい」と気合いが入る。前回は準々決勝敗退。

東京五輪銅メダリストの混合ダブルス・渡辺勇大(26、BIPROGY)は「身が引き締まる思いでわくわくしています。2回目のオリンピックですので、もちろん前回の記録を上回るように、そして金メダルを獲得できるように頑張っていきたい」と意気込んだ。相方の東野有紗(27、BIPROGY)はコンビの仲を「(渡辺は)家族のような存在です」と笑顔を見せれば、すかさず渡辺も「はい、家族より家族です」と息のあったコンビネーションで会場を和ませた。

男子シングルスの奈良岡功大(22、NTT東日本)、西本拳太(29、ジェイテクト)と女子シングルスの大堀彩(27、トナミ運輸)の3人、男子ダブルスの保木卓朗(28、トナミ運輸)・小林優吾(28、トナミ運輸)、と女子ダブルスの志田千陽(27、再春館製薬所)・松山奈未(25、再春館製薬所)が2ペアが初出場となる。