「あなた1人の与那国島じゃないでしょう」
▽狩野史江さん
「こんな小さな島でどんどん戦争の準備をすることが許せなくて」
「(今後もし)米軍が簡単に島に駐屯するとか、そういうことになれば黙って見ているわけにはいかない」
▽崎原正吉さん
「(町長が)町民に説明しないって、あなた1人の与那国島ではないでしょうと。人口1700人あまりの人間がいるのに」
天候が良ければ台湾をのぞむことができる西崎灯台で大使を迎えた糸数町長。笑顔で肩を組む場面もあったが、その後、報道各社の取材に応じることは最後までなかった。
町の担当者は「町長は疲れがたまっていて午後から休んでいる」と説明した。しかし翌朝、取材に応じない理由を質す記者に力強く答えた。
取材に応じない理由も「特にない」
ー取材を受けない理由は?
▽糸数与那国町長「特にない。ろくなこと書かれないから。喋ってもダメ、喋らなくてもダメでしょ?喋ることもないのに」
ー大使とどういう話をした?
▽糸数与那国町長「・・・・・」
挑戦的とも受け取れる言葉で「国防の島」としての位置づけを歓迎、自ら強調する一方、そこに暮らす人々の不安には向き合わない町長。
“安全保障”や“抑止力”といった言葉の下で住民は翻弄されている。
島内では、防衛力強化に賛成する人の中にも町長の説明不足を指摘する声があった。町長には行政の長として説明責任があることは明らかだ。(取材:平良優果)














