日本の棚田百選にも選ばれている山形県山辺町大蕨の棚田で、きょう、山形交響楽団の団員が田植えを行いました。
山形交響楽団は、高齢化や耕作放棄などで存続が危ぶまれていた「大蕨の棚田」の再生を後押ししようと、田植えの手伝いをしていて、今年で7年目を迎えます。

きょうは11人の楽団員が「山形95号」の苗を一つひとつ丁寧に植えていました。

今年初めて参加した人は、はじめは田んぼでの歩き方に苦戦しているようでしたが、田植えの先輩たちにコツなどを教えてもらい、植えるスピードも徐々に上がっていきます。
山形交響楽団 トランペット 井上直樹さん「きょうはあいにくの雨だが、土の感触と楽しみながらやっている。だんだん要領が分かってきた。(コツは)向きをちゃんと考えると歩きやすくなることが、今年新たに分かった」

山形交響楽団 チェロ 渡辺研多郎さん「土がすごく気持ちいいです。思ったよりも土が暖かい。(愛犬が)初めての棚田デビューです」

山形交響楽団 オーボエ 土屋愛菜さん「去年稲刈りには参加したが、田植えは初めて。転びそうで結構怖い。お米作りって手間がかかって大変だと思って、ありがたみを感じている」

きょう植えられた苗は9月に稲刈りが行われ、「山響棚田米」として、コンサートなどで販売されるということです。















