岸田総理がきのう山形県内を訪れ、自民党の派閥の裏金事件を受けて党の幹部が実施している車座対話に山形市で出席し、「政治の信頼を損ねている深刻さと強い危機感を感じなければならない」と述べました。

きのう県内を訪れた岸田総理は、はじめに酒田市の日本海総合病院を訪れ、今月から運用が始まった医師が遠隔診療を行う医療MaaSの車両や、マイナンバーカードの受付機などを視察しました。
その後、岸田総理は山形市の自民党県連に移動し、県民との意見交換を行いました。
意見交換には県内で農業や漁業を営む人など13人が参加し、運送業の関係者からは、人手不足が続くドライバーの賃上げを求める声の他、医療関係者からは国が推し進めているマイナンバーカードと保険証の一体化に疑問を呈する意見などが出されました。

岸田総理「政治資金パーティー(問題)をめぐり、われわれ自民党に大変厳しい批判の声が寄せられています。肝心の政治が信頼を損ねている、このことの深刻さ、そして強い危機感を私たちは改めて感じなければならない」

その後、自民党山形県連の幹部と行われた車座対話では、政治と金の問題について
意見が交わされました。
自民党山形県連会長 遠藤利明衆議院議員「なぜ国会議員は、ああした裏金が、どこかにいってもわからないような金があるのに、(一般国民は)インボイスもあって1円単位まで厳しく申告をしなければならない。改めて説明責任をしっかり果たすべきではないかと」

県連幹部からは総理に対し認識が甘いとするきびしい声があげられました。














