林官房長官は午前の記者会見で、きょうから予定されていたサウジアラビアのムハンマド皇太子の日本訪問が延期になったと明らかにしました。

きのう夜、サウジアラビア政府から日本政府に対し、「サルマン国王の健康状態を受けて、予定されていたムハンマド皇太子の訪日は延期せざるを得なくなった」との連絡があったということです。

日本政府関係者は、サルマン国王は「高熱で肺に炎症があると聞いている」と話しました。

ムハンマド皇太子はきょうから今月23日の日程で来日し、天皇陛下と会見するほか、岸田総理との首脳会談などが予定されていました。

新たな訪日日程は今後、両政府で調整するとしています。