山形県東根市できょう、児童が昔ながらの田植えを体験し、米づくりの大切さを学びました。

昔ながらの木枠を使って田んぼに印をつけているのは、東根市立長瀞小学校の5年生たち。

児童「なんか、ヌメってしてた」

長瀞小学校 安達和弘 教頭「この土地に住んでいる皆さんの思いや体験を通して、米づくりの大切さや大変さを感じてもらうこのとが狙い」

地元の米農家「指の第一関節まで田んぼのなかに指して、離す」

児童たちは裸足で田んぼに入るのも、手で苗を植えるのも初めての体験です。

順調かと思いきや・・・。

泥んこになってしまう児童も。

児童「お母さんに怒られるという、最悪なことだと思った。(Qヘコんでるの?)はい」「やってみるとけっこう気持ちよかった」

それでも児童たちは元気いっぱいに、はえぬきの苗を植えていきました。

地元の米農家たちは、この田植え体験を通して、児童たちに伝えたいある思いがあります。

米農家 片桐忠一さん「見慣れている光景が機械(の田植え)だから、昔の人は大変だったと思ってもらって、米を一粒一粒大事に食べてもらいたい」

児童「昔の人が機械がないときにやっていたのは、こんな大変なことをしていたんだと。立派にきれいに育ってほしい」

児童「ずぼって入っちゃって抜け出せませんでした。すごく楽しかった」

児童たちは9月に稲刈りをし、学校の行事でおにぎりにして食べる予定だということです。