津田さんは、28歳の時にIターンで島根県にやってきました。
県職員として、児童福祉の分野で60歳まで働き、退職後はその経験から看護の専門学校で講師を務めるなど、元気に過ごしていました。

しかし、65歳から5度にわたり脳梗塞を患い、去年末には5ヶ月の入院生活を送りました。
今も右手が動きにくいなどの後遺症があり、そのリハビリを支えてくれたのが「作業療法士」でした。

津田良和さん
「リハビリで心も強くなったような気がしたんです。一念発起して、最後の挑戦だということで、学校を受験した」

支えてくれた作業療法士への感謝、そして今度は自分が誰かの支えになりたいという思いから、81歳で作業療法士への道を歩み始めました。

作業療法士とは、患者がその人らしい日常生活を取り戻すため、からだやこころのリハビリを行う仕事。
関節や筋肉など、体のどの部分に問題があり、どんなリハビリが必要かを判断します。

入学して1ヶ月。どんなことを学んでいるかというと…