震災伝承からマンガ制作の拠点へ
「ヒトコマ」の建物は、もともと石巻市が東日本大震災の被害状況や復興の歩みを紹介しようと建設した展示施設でした。その役目を終え創作拠点として再利用されることになったのです。

ヒトコマ運営担当 三浦悠さん:
「皆さんの初めのヒトコマになりたいという意味があって、ここ石巻でも自分の夢が叶えられるんだよということを知ってもらいたいと思っています」

石ノ森章太郎さんは、マンガランド構想を発表する際、こんなことを語っていました。

漫画家・石ノ森章太郎さん(1995年)
「僕らが関わっている漫画というメディアがどういう風に一般の皆さんの生活の中に溶け込んでいけるか実験の場にもなります」

「漫画が生活の中に溶け込む」ヒトコマはまさに、マンガランド構想を象徴する施設となっています。
漫画家 采花さん:
「自分で紙とペンを持ってきて作品作りができる環境なので、作品作りに集中したいときぜひ来てほしいと思います」

石巻市にできた創作拠点。マンガの街に新たなヒトコマを生み出しています。














