■ヒロシマ・ナガサキ・NY、そしてウクライナ
この企画展、現地では、申し込みが既に100名以上と、開催前から注目度は高いようですが、実は、新たな試みがもう一つ、用意されているようです。――今回、もう1つ、企画があるそうですが?
東京大学大学院 渡邉英徳教授:
原爆被害のデジタルアーカイブと同時に、ウクライナの被害の様子を伝えるコンテンツも展示することをアピールしています。ウクライナ現地の方をはじめ、被害の様子を捉えた3Dデータがどんどんとネット上で発信されています。その作者の方に、やっぱり一人一人コンタクトして、データを提供していただいたものをまとめたマップです。
――どうしてこうした企画を?
東京大学大学院 渡邉英徳教授:
今ウクライナで、もしかしたら歴史上3度目の核兵器が使われてしまうかもしれないと。その危機感は、実は世界中の人が今共有しているわけですよね。なので、77年前の原爆の被害という過去に起きたことを今我々の目の前で起きていることを地続きに感じてもらう。そういうきっかけが作れると考えています。

渡邉教授は、広島と長崎、そしてウクライナの現状を並べることで、核兵器のありようや、平和について議論して欲しいと話していました。
岸田総理は核兵器禁止条約には触れませんでしたが、一方で、こうした民間の取り組みがあります。ロシアが核の使用をちらつかせている今、改めて、広島や長崎で何が起きたのか世界は知ることで、核のない世界を考える必要がありそうです。
(TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」取材:田中ひとみ)














