太陽の表面で起きる爆発現象「太陽フレア」が観測され、国の研究機関は数日間は人工衛星やGPSなどに影響が出る可能性があると注意を呼びかけています。また、「太陽フレア」の影響で、緯度の比較的低い地域でもオーロラが観測されています。
情報通信研究機構によりますと、太陽の表面で起きる爆発現象「太陽フレア」が頻発し、日本時間の8日からきょう夜までに大規模な「太陽フレア」を8回確認したということです。
これにより、地球周辺の磁気が乱される「磁気嵐」が発生し、今後数日間は人工衛星に障害が起きたり、GPSの精度が落ちたりするほか、短波による通信などに影響が出る可能性があるとしています。通常の携帯電話に影響はないということです。
「磁気嵐」が起きる状況では、緯度の比較的低い地域でもオーロラが見られるようになり、ヨーロッパやアメリカなど世界各地で観測されているほか、国内でも北海道で観測されたということです。
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