北海道立総合研究機構 栽培水産試験場 渡野邉雅道さん
「実際今捕れているものは、大きさが7センチ8センチで、どちらかというと小型のカニなもんですから、あまり商品価値がないんです」
オオズワイガニと言いながら、網にかかってしまうのはどれも小さいものばかり。

北海道は駆除目的で特別採捕許可を出しましたが、あまりに捕れすぎるため地元の直売所で1杯150円で販売。すると激安ガニとしてニュースにも取り上げられ、厄介者から人気者に変身しました。
そして今回、スーパーで販売されていた「親かに」は、このオオズワイガニのメス。
オオズワイガニは冬以外も捕っているため、山陰では「親がに」を捕っていない今の時期も、新鮮なカニが店頭に並んでいたというわけです。
去年の10月頃から北海道からカニを仕入れ、中国地方のスーパーに卸しているという業者に話を聞きました。