ズワイガニのオス「松葉がに」は山陰の冬の味覚の王者ですが、ズワイガニのメス「親がに」も冬の食卓の味として山陰の人々に親しまれています。他にもセコガニとか、石川県では香箱ガニなどとも呼ばれています。
この「親がに」は、資源保護のため、山陰では1年のうち11月と12月の2か月間しか漁を行っていないはずなんですが、最近山陰のスーパーでは「親かに」というカニが販売されていて、消費者の人気を集めていると言います。
この「親かに」、調べてみると、意外なことが分かりました。

先週、鳥取県米子市内のスーパー。
鮮魚コーナーで1枚270円で販売されていたのは、「親かに」です。

スーパーの鮮魚担当者
「結構引き合いが多くて、うちの店でも1日に1ケース・2ケースぐらい売れる時もあります。普通の値段よりもかなりお買い得な値段で入ってきている感じです」